原発開放隅角緑内障(狭義)
【概論】
・眼圧は21㎜Hgを超えるが変動し得る
・隅角も狭隅角であったり、そうでなかったりと変動がある
・40歳以上で有病率増加
・黒人>白人
・多治見スタディでは男4.1%,女7.3%
・多治見スタディでは原発開放隅角緑内障が0.3%, 正常眼圧緑内障が3.6%、続発緑内障全体で5.0%
・リスク:高齢、薄い中心角膜厚
【原因】
・DMが関与している例も
・線維柱帯における房水流出抵抗の増大
【所見】
・視神経乳頭辺縁部の菲薄化およびRNFL欠損
・早期の視野異常はBjerrum領域に好発
・視野異常はむしろ上方
・ 緑内障では神経線維のなかでも胞体径の大きな神経線維が先に障害 される。
・篩状板の孔の大きさは上下側が耳鼻側よりも大きく、 中心部は周辺部よりも小さい
【検査】
・飲水試験
【治療】
・点眼(保存的治療)
→レーザー線維柱帯形成術(レーザートラベクロプラスティー): 線維柱帯の房水流出を促進するもの。