白内障の手術後に物が二重に見える?
白内障の手術をした人で、
「物が二重に見える」
「物がぼやけて見える」
という方はいらっしゃいませんか?
そんな方はこの続きを見てください。なければ読まなくて大丈夫!
さて、そもそも白内障は高齢者、特に80代を超えてくると必ずと言っていいほどあります。
白内障に対する治療は点眼か手術になりますが、ほとんど点眼では歯止めがきかず、最終的には皆さん手術をします。
白内障の手術をした後
「物が二重に見える」
「物がぼやけて見える」
と訴える方が中にはいらっしゃいます。
この理由にはいくつかの可能性があります。片方の目は良くなったけど、もう片方は白内障がある。
もう一つは術後何らかの合併症を発症した例です。
その中に“白内障術後複視”というものがあります。
最近は少なくなりましたが、以前は白内障手術で球後麻酔という麻酔をすることがありました。
もちろん、今でもすることがあるので、この白内障術後複視はなりえます。
白内障術後複視は球後麻酔で針が下直筋という筋肉を障害、あるいは麻酔の薬が下直筋を麻痺させることで生じます。
最近はほとんどが点眼麻酔等で、見かける頻度は以前より少ないですが、どのような麻酔を使うのか事前にチェックしておくと良いでしょう!
これからも患者さんに役立つ情報をお届けします!それではまた〜
#白内障
#白内障術後複視