とある眼科医のつぶやき

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プラトー虹彩緑内障

プラトー虹彩緑内障


・特殊な原発閉塞隅角緑内障

・隅角底の形態異常があり、散瞳により隅角が閉塞する

→診断には隅角所見が決め手となる


【所見】

〇眼圧所見、視神経乳頭、視野: 瞳孔ブロックによる原発閉塞隅角緑内障と同様

〇細隙灯顕微鏡所見:中心前房深度は正常眼とほぼ同じであるが、 周辺前房深度は浅い。虹彩は平坦である。

〇隅角所見:虹彩の最周辺部が高く、そのため隅角が狭い。 散瞳状態では隅角閉塞。

〇超音波生体顕微鏡所見:平坦な虹彩虹彩最周辺部の形態、 散瞳による隅角閉塞などがあり、診断的価値は高い。

 

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