アミロイド緑内障
【概説】
・家族性アミロイドポリニューロパチーは常染色体優性遺伝で、 全身的にアミロイド沈着をきたす
・名前の通り多発神経炎を伴う
・隅角にアミロイド沈着し、両眼性に眼圧上昇
【診断】
・落屑物質様の沈着物が瞳孔縁、水晶体嚢前面に認められる
・隅角は開放隅角
・強度の色素沈着
・瞳孔がギザギザ(フリンジ状)に変形
・眼所見のみでの診断は困難
・硝子体混濁を伴うことが多い
【治療】
・開放隅角緑内障の治療に準ずる
・線維柱帯切除術には抵抗性
・数年以内に眼圧の再上昇を認めることが多い