とある眼科医のつぶやき

とある眼科医は日頃の診療で患者さんから質問されることに答えたり、眼に関する役立つ知識を提供します。

色素性緑内障

色素性緑内障


虹彩中間周辺部の後方偏位に伴うZinn小帯と虹彩裏面の摩擦に より色素顆粒が散布され、隅角に沈着することで発生

・白人に多く

・近視の若年、男性に多い


【診断】

・前眼部色素散布所見、虹彩萎縮、周辺部虹彩陥凹

・Krukenberg's spindle:角膜内皮への紡錘形の色素沈着

虹彩脱色素斑を認める


【治療】

・開放隅角緑内障に準ずる

・ レーザ虹彩切開術は眼圧上昇のない時期の虹彩の後方偏位を抑えて くれる