とある眼科医のつぶやき

とある眼科医は日頃の診療で患者さんから質問されることに答えたり、眼に関する役立つ知識を提供します。

Wilson病について

Wilson病について

 

・先天的なセルロプラスミン合成障害により全身組織に銅沈着

・特に肝臓と脳基底核に強く沈着

・10~20歳代に多い

・眼症状として、本疾患の80~90%に角膜にKayser-Fleischer輪という銅沈着を認める(Descemet膜レベル)

・水晶体前嚢にもひまわり状混濁という沈着を認めることも。