とある眼科医のつぶやき

とある眼科医は日頃の診療で患者さんから質問されることに答えたり、眼に関する役立つ知識を提供します。

2019-03-07から1日間の記事一覧

Wilson病について

Wilson病について ・先天的なセルロプラスミン合成障害により全身組織に銅沈着 ・特に肝臓と脳基底核に強く沈着 ・10~20歳代に多い ・眼症状として、本疾患の80~90%に角膜にKayser-Fleischer輪という銅沈着を認める(Descemet膜レベル) ・水晶体前嚢にもひ…

Hurler症候群について

Hurler症候群 ・ムコ多糖代謝異常の一 ・常染色体劣性遺伝orX染色体劣性遺伝性 ・精神運動発達遅滞、ガーゴイル顔貌、水頭症、循環器系疾患 ・眼症状:角膜混濁、網膜変性、gla、視神経萎縮 ・出生時角膜は透明だが、1歳までに霧のかかったような混濁が生じ…