とある眼科医のつぶやき

とある眼科医は日頃の診療で患者さんから質問されることに答えたり、眼に関する役立つ知識を提供します。

交感神経刺激薬について

交感神経刺激薬について


非選択性
ジピベフリン塩酸塩(ピバレフリン®)1日1~2回
α2刺激薬
ブリモニジン酒石酸塩(アイファガン®)1日2回
アプラクロニジン塩酸塩(アイオピジンUD) レーザー照射1時間前と照射直後に1滴
非選択性
・β遮断薬は効果が劣る
・散瞳作用がある
→閉塞隅角には使用×
・副作用:羞明、霧視、調節障害
以上のことから
→最近はあまり処方されない
α2刺激薬
・使用禁忌:低出生体重児、新生児、乳児または2歳未満の幼児
・防腐剤:亜塩素酸Naが使われ、BAKフリー
・副作用:アレルギー性結膜炎、眼瞼炎(約使用3ヶ月以上後から10~25%起こる)
・全身吸収されるため起立性低血圧、めまい、眠気、除脈などもある