とある眼科医のつぶやき

とある眼科医は日頃の診療で患者さんから質問されることに答えたり、眼に関する役立つ知識を提供します。

アトピー性角結膜炎について

【概要】
・1953年Hoganにより報告 ・10歳後半から20歳代にかけて増悪する例が多いが、30~40歳代まで背念化する難治症例も みられる。
【他覚的所見】 ・​トランタス斑:輪部境界の部分で結膜が盛り上がって堤防のようになっているもの ・乳頭増殖、下眼瞼結膜の乳頭増殖、巨大乳頭、輪部腫脹、SPK、落屑状SPK、シールド潰 瘍
・慢性化では瞼結膜の線維化、結膜嚢短縮、角膜血管新生などの所見を伴う ・合併症として、アトピー性眼瞼炎、角膜の老人環様混濁、円錐角膜アトピー白内障、網 膜剥離

 

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