とある眼科医のつぶやき

とある眼科医は日頃の診療で患者さんから質問されることに答えたり、眼に関する役立つ知識を提供します。

EBMについて

こんばんは。ドクターKです。

 

最近、EBMは当たり前になりつつありますが、改めて勉強し直そうと思い、パレオな男さんパレオな男がオススメしている、原田隆之著の「心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門」を読み始めました。

 

EBMを知らない方のために、そもそもEBMとはEBM(Evidence-Based Medicine)は、「科学的根拠に基づく医療」のことです。

 

でも、科学的根拠があれば患者さんに闇雲に当てはめて考えて良いか、というとそうではありません。

 

患者さんのことを十分に考慮して、エビデンスが適応できるかを判断しなければなりません。

 

そのエビデンスは効果があるのか、医療に限って言えば、

 

「治療をしたから良くなったのか。」

それとも

「治療しなくてもよくなったのか。」

 

この例で有名なのが”プラセボ効果”だと思いますが、本書では

 

そう言った一件効果のあるように見える効果を

 

見かけの効果

 

と呼び、見かけの効果にはプラセボ効果をはじめ、

 

・経時的変化

・共介入

・平均への回帰

 

があると説明しています。これらは自然に意識してはいましたが、体系的に言われるとふむふむという感じでした。

 

明日から論文を読むときはそのような意識を持とうと思います。

 

今日はこんな感じで本を読み、ドンジョヴァンニのオペラを聴いて非常に有意義な1日でした。

 

今日から読んだ本の感想とかもアップしようと思いますので、こういう本がオススメとかあればよろしくお願いします!

 

※当HP記事内容は最新の論文・著書および信頼しうるサイトのみの情報を踏まえておりますが、万が一誤った解釈がありましたら、お手数ではありますが、当HP管理者に問い合わせをお願いいたします。

※当HP記事内容の権利は当HP記事作成者にあります故、無断転記・記載を禁じます。

※参考文献は

原田隆之著「心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門」金剛出版